• 2026年6月28日
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お盆のお供えにおすすめな花の種類とは?タブーな花や基本マナーも

お盆のお供えにおすすめな花の種類とは?タブーな花や基本マナーも

お盆は、ご先祖様をお迎えし、静かにご供養を捧げる大切な日本の伝統行事です。仏壇や盆棚を清め、美しい花をお供えすることは、故人への感謝と敬意を形にする重要な作法とされています。

お供えする花には、「どのような種類が適しているのか」「避けるべきタブーやマナーを知りたい」と疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。

そこでこの記事では、お盆のお供えにふさわしい花の種類から、知っておきたい基本のマナーまでを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

なお、ウエキ園芸は、お祝い用の花束やフラワーアレンジメントの制作を行っております。弊社のホームページからお問い合わせいただけます。

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お盆のお供えにおすすめな花の種類

お盆にお供えする花には絶対にこれでなければならないという厳格な決まりはありませんが、日持ちが良く、控えめな美しさを持つ種類の花が古くから好まれてきました。

ここでは、お供えとしておすすめな花の種類をご紹介します。

  • 菊(キク)
  • 百合(ユリ)
  • 竜胆(リンドウ)
  • 金盞花(キンセンカ)
  • トルコキキョウ
  • グラジオラス
  • カーネーション
  • 胡蝶蘭(コチョウラン)

菊(キク)

菊

菊は、日本の仏事において最も馴染み深く、お盆のお供えにも欠かすことのできない代表的な花です。

古くから「邪気を払う」とされ、高貴で清らかな精神の象徴として重宝されてきました。

また、非常に日持ちが良く、暑い夏の時期でも枯れにくく水が腐りにくいという実用的な理由からも、仏花として最適とされています。

伝統的な大輪の白菊や黄菊はもちろんのこと、近年では「スプレーマム」や「ピンポンマム」といった小ぶりで可愛らしい洋菊も人気を集めています。

<菊の色ごとの花言葉>

種類花言葉
菊全体信頼/高潔/高貴/高尚
慕う/真実/誠実な心
黄色長寿と幸福/わずかな愛/破れた心
あなたを愛しています
ピンク甘い夢
恋の勝利/私を信頼してください/夢がかなう

百合(ユリ)

ユリ 白

百合は、その大きく開く花びらと凛とした佇まいから、お供えの花に気品と華やかさを与えてくれる存在です。

特に白百合は「純潔」や「威厳」を象徴し、ご先祖様をお迎えする厳粛な祈りの場に非常に適しています。

なお、お盆のお供えに百合を用いる場合は、香りが強すぎない品種を選ぶよう配慮が必要です。

また、花粉が落ちて仏壇や周囲を汚してしまわないよう、あらかじめ雄しべの先(葯)を丁寧に取り除いてからお供えするのが一般的なマナーとされています。

<ユリの花言葉>

種類花言葉
ユリ全体純粋/無垢/威厳
純潔/無垢/威厳
ピンク虚栄心
オレンジ愉快/華麗
黄色陽気
呪い/復讐

竜胆(リンドウ)

竜胆

秋の訪れを感じさせる花として知られる竜胆ですが、お盆の時期にもお供え花としてよく用いられます。

真っ直ぐに上に向かって咲くその姿は誠実さを感じさせ、深く鮮やかな青や紫の色合いは夏の暑さの中で仏壇周りに涼やかな空気をもたらしてくれます。

リンドウの青紫色は、白や黄色の菊と組み合わせると色彩のコントラストが美しく、全体を上品にまとめてくれるでしょう。

また、リンドウの根は古くから漢方薬として用いられてきた歴史があり、そこから「健康」や「長寿」を願う意味合いも込められている縁起の良い花です。

<リンドウの色ごとの花言葉>

種類花言葉
リンドウ全体勝利/正義感
青・紫満ちた自信/誠実
貞操/誠実な人柄
ピンク愛らしい

金盞花(キンセンカ)

キンセンカ

金盞花(キンセンカ)は、黄金色の杯のような形をした明るいオレンジや黄色の花で、お盆の時期に大変よく見かける仏花の一つです。

仏教において黄色やオレンジ色は、光や知恵を象徴する尊い色とされているため、お供えには非常に適しています。

暑さや乾燥に強く、切り花にしても水が上がりにくく長持ちするという、夏の仏事に嬉しい特長を持っています。

その温かみのある鮮やかな色彩は、ご先祖様を温かくお迎えする心を表現するのにぴったりです。お供え全体を明るく、穏やかな雰囲気で包み込んでくれるでしょう。

<キンセンカの色ごとの花言葉>

種類花言葉
キンセンカ全体慈愛/乙女の姿/変わらぬ愛/静かな思い
オレンジ静かな思い/別れの悲しみ/失望/寂しさ
黄色変わらぬ愛/献身/慈愛/乙女の姿

トルコキキョウ

トルコキキョウ

フリルのように幾重にも重なる花びらが美しいトルコキキョウは、その優美な姿から近年のお供え花として非常に人気が高まっています。

名前に「キキョウ」と入っていますが実はリンドウ科の植物であり、夏の暑さにも比較的強く日持ちが良いのが特徴です。

白や紫、淡いピンク、グリーンなど落ち着いた色合いの品種が豊富に揃っており、伝統的な和風のお仏壇だけでなく、洋風のインテリアにも違和感なく溶け込みます。

「清々しい美しさ」という花言葉の通り、静かで清らかな祈りの場に、上品な華やぎと安らぎを添えてくれる花です。

<トルコキキョウの花言葉>

種類花言葉
トルコキキョウ全体優美/感謝/希望/清々しい美しさ
永遠の愛/思いやり
ピンク優美
黄色毅然とした態度
良い語らい
希望

グラジオラス

グラジオラス

すっと真っ直ぐに伸びた長い茎に、下から上へと連なるように花を咲かせるのがグラジオラスです。

その縦に伸びるダイナミックな姿は、仏花のアレンジメントにおいて高さや立体感を出すために非常に重宝されます。

お盆の時期にちょうど旬を迎えるため、季節感を感じさせるお供えとしても最適です。

白や淡いピンク、黄色などの派手すぎない色を選べば、他の花とも調和しやすく、仏壇周りを彩ってくれるでしょう。

<グラジオラスの色ごとの花言葉>

種類花言葉
グラジオラス全体忍び会い/勝利/用心深さ/忘却/密会
密会
注意深い
ピンクひたむきな愛
情熱的な恋

※黄色のグラジオラスの花言葉は日本にはありません。ただ、フランスには「愛の招待状」という花言葉があります。

カーネーション

カーネーション

母の日の贈り物というイメージが強いカーネーションですが、実はお盆や法事のお供え花としても定番の花です。

特に白いカーネーションは、亡き母を偲ぶ花としての意味合いも持ち、深い愛情と敬意を表すのに適しています。

フリルのような花びらが可愛らしく、白以外にも淡いピンクやグリーンなどの落ち着いた色合いのものを選べば、優しく穏やかなお供えになるでしょう。

非常に日持ちが良く、他の花と組み合わせても調和しやすいため、アレンジメントや花束のベースとしても欠かせない、使い勝手の良い花です。

<カーネーションの色ごとの花言葉>

種類花言葉
カーネーション全体無垢で深い愛
尊敬/私の愛は生きている
母への愛
深い赤私の心に哀しみを
ピンク感謝/温かい心/上品
黄色友情/美
オレンジ熱烈な愛/純粋な愛
永遠の幸福
誇り/気品

胡蝶蘭(コチョウラン)

胡蝶蘭

胡蝶蘭は、その格式の高さと圧倒的な美しさから、特別に丁寧なご供養を行いたい場合のお供えとして選ばれることが多い花です。

「幸福が飛んでくる」という縁起の良い花言葉を持ち、ご先祖様の御霊を極上の敬意をもってお迎えするにふさわしい品格を備えています。

鉢植えとしてお供えすれば、水やりの手間も少なく済みます。また、環境が合えば数ヶ月にわたって美しく咲き続けるため、暑い夏のお手入れの負担を軽減することも可能です。

白の胡蝶蘭が最も正式とされますが、淡いピンク色なども上品で好まれています。

<胡蝶蘭の花言葉>

種類花言葉
胡蝶蘭全体幸福が飛んでくる/尊敬/発展
清純/純潔
ピンクあなたを愛しています
黄色進出/商売繁盛
愛/尊敬

お供えにはタブーとされる花の種類

お盆の花には厳密な決まりはないものの、古くからの習わしや気配りの観点からお供えには不向きとされる種類の花が存在します。

ご先祖様やご遺族に不快な思いをさせないためにも、仏花として避けるべき花の特徴を知っておくことは大切なマナーです。

ここでは、一般的にタブーとされる花について、その理由とともに詳しく解説いたします。

毒を持つもの

「毒」は仏様やご先祖様にお供えするものとしてふさわしくないとされてきました。そのため、茎や葉、球根などに毒性を含む植物は、お供え花としてはタブーとされています。

代表的なものは以下の通りです。

  • 彼岸花(ヒガンバナ)
  • 水仙(スイセン)
  • スズラン

これらは見た目が美しくても、手入れの際に毒性のある樹液に触れてしまう危険性やペットや小さなお子様が誤って口にしてしまうリスクもあります。

安全面への配慮という点からも避けるべきでしょう。

トゲのあるもの

トゲのある花は殺生が想起されることから、茎や葉に鋭いトゲを持つ花もお供えには不適切とされています。

代表的なものは以下の通りです。

  • バラ
  • アザミ
  • サボテン類

もし、故人が生前バラをとても愛しており、どうしてもお供えしたいという場合は、事前にトゲをすべてハサミで丁寧に切り落とし、安全な状態にしてからお供えするのがマナーです。

ただし、地域やご親族の考え方によってはそれでも敬遠されることがあるため、事前の配慮が必要です。

強い香りのあるもの

仏壇やお墓など、ご供養の場ではお線香の香りが重んじられます。そのため、お線香の香りを妨げてしまうような、香りが強すぎる花はお供えには向いていません。

代表的なものは以下の通りです。

  • カサブランカ
  • オミナエシ
  • 金木犀(キンモクセイ)などは、

閉め切った室内では香りが充満し、気分を悪くされる方がいらっしゃる可能性もあります。

お盆でご親戚が集まるような場では、ほのかに香る程度の控えめで優しい花を選ぶのが良いでしょう。

縁起が悪いとされるもの

見た目や名前、散り方などから「縁起が悪い」と連想される花も避けた方が良いとされています。

代表的なものは以下の通りです。

  • 椿(ツバキ)
  • 山茶花(サザンカ)
  • 朝顔(アサガオ)

椿(ツバキ)や山茶花(サザンカ)は、花がポトリと首から落ちるように散るものは、死を連想させるため不吉とされます。

また、朝顔(アサガオ)などのツル性の植物は、「家や人にまとわりつく」「不幸が絡みついて離れない」といった意味合いに取られることがあるため、仏事には敬遠されます。

黒や血のような濃い赤など生々しい色や暗すぎる色合いのものも、静かな祈りの場には不似合いとされています。

お盆に花を供えるときのマナー

お盆の花は、ただ飾れば良いというものではなく、ご先祖様に対する礼儀と作法を持ってお供えすることが求められます。

地域や宗派、各ご家庭の慣習によって細かな違いはありますが、ここでは一般的なお供えの基本マナーをご紹介します。

仏壇に花を供えるタイミング

仏壇に供える花はお盆の初日に間に合うように準備するのが良いとされています。

  • 7月盆(新盆)地域:7月13日までに供える
  • 8月盆(旧盆)地域:8月13日までに供える

いずれの場合も、12日の夕方から13日の午前中にかけて、仏壇や盆棚を綺麗に掃除し新鮮な花をお供えして準備を整えましょう。

ご先祖様の御霊が戻られる際に、美しい花とともにお迎えできるよう、心を込めて準備をしておくことが大切です。

仏壇への花の供え方

仏壇へ花を供える際には、心を整えるためのいくつかの伝統的な作法があります。

  • 対で供える:花は仏壇の左右に一対の花立を用意し、同じ種類・同じ形に整えた花を左右対称になるように飾るのが基本。
  • 奇数:花の本数は、3本、5本、7本といった奇数でまとめるのが吉とされている。偶数は「割れる」「別れる」を連想させるため、仏事では避けられている。
  • 色合い:白、黄、紫、淡いピンクなどの派手すぎない色合いでまとめる。特に初盆(新盆)の場合は、白上がり(白一色)にするのが古くからのしきたり。
  • 花瓶の水は毎日変える:暑い時期のお盆は水が傷みやすいため、毎日水を替えることで花を長く清らかに保つことができる。
  • 枯れた花は早めに処分する:枯れたまま放置することは、ご先祖様に対して失礼にあたる。傷んだ花は早めに取り除き、常に美しい状態を保つ。

上記のことに気をつけながら花のお供えや手入れをしましょう。

お盆のお供えとして花を贈るという選択肢もある

お盆の時期、遠方に住んでいて直接お墓参りやご実家に帰省できない場合や親しい方への感謝とご供養の気持ちを伝えたい場合には、お中元や御供物として花を贈るという選択肢もあります。

ここでは、花を贈る際のマナーについて解説いたします。

花を贈るタイミング

お盆の花を配送で贈る場合は、ご先祖様をお迎えする準備が整うお盆の入りの前日(8月12日または7月12日)に届くように手配するのが最も理想的です。

ただし、お盆直前はご遺族も準備で何かと慌ただしくされている可能性があります。

そのため、確実に受け取っていただけるように事前に花を贈る旨を伝え、都合の良い受け取り日時を確認しておくと丁寧です。

不在で生花が傷んでしまうことを避けるためにも、事前の連絡は欠かさないようにしましょう。

花の金額の相場

お盆に贈る花の金額相場は、5,000円〜10,000円程度が相場と言われています。見栄えのするしっかりとした花を選ぶことが多いです。

特に初盆(新盆)の場合は、通常のお盆よりも丁寧にご供養を行うため、10,000円〜15,000円程度の胡蝶蘭の鉢植えや大きめのアレンジメントを贈るのがふさわしいとされています。

贈るのに適した花のスタイル

ご自宅へ花を贈る際は、ご遺族の手間を取らせないスタイルを選ぶことが深い思いやりとなります。

  • アレンジメント:カゴや器の中の吸水スポンジに花が生けられているため、花瓶を用意する手間がかからない。届いてすぐに仏壇周りに飾れるため、お供えとして人気がある。
  • 花束:ご遺族がお好きに花瓶に生け替えられるのが魅力。水替えの手間がかかるため、花の手入れに慣れている方やご自宅に花瓶があることが分かっている方へ贈るのに適している。
  • プリザーブドフラワー:生花を特殊加工し、長期間美しさを保てるようにしたもの。水やりが一切不要で、暑い夏の時期でも枯れる心配がないため、近年お供え物として需要が高まっている。

それぞれの特徴も踏まえ、適切な花を贈りましょう。

お盆の花を用意するならウエキ園芸にお任せください

ウエキ園芸

お盆という大切な行事にお供えする花は、心休まる美しいものを選びたいものです。どのような花を用意すればよいか迷われた際は、ぜひ「ウエキ園芸」にご相談ください。

ウエキ園芸では、お盆のご供養にふさわしい花を多数ご用意しております。お客様のご要望やご予算に合わせて、プロのフローリストが心を込めてお作りいたします。

初盆のための白上がりの花や遠方への配送の手配など、お盆特有のマナーに配慮した丁寧なサービスを提供しているため、故人への想いを伝える大切な花選びはウエキ園芸にお任せください。

ご興味のある方は、ぜひこちらの事例紹介ページもご参照ください。
▶︎アーティフィシャルフラワー・アレンジ花/ウエキ園芸株式会社

まとめ|故人を偲ぶ心を込めてお盆の花をお供えしましょう

本記事では、お盆のお供えとしておすすめの花や基本的なマナーなどを紹介しました。

お盆は、年に一度、ご先祖様が私たちの元へ帰ってこられる大切な時間です。お盆にお供えする花は単なる飾りではなく、故人と過ごした日々を静かに振り返るためのものでもあります。

ご先祖様との温かいつながりを感じながら選んだ花を備えれば、その気持ちはきっと静かに届くでしょう。

なお、ウエキ園芸は、お祝い用の花束やフラワーアレンジメントの制作を行っております。弊社のホームページからお問い合わせいただけます。

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